■父の涙・・・
年末・年始はデイサービスも休み
アルツハイマーの父に
”お休み”と伝えても忘れてしまう
そして
徘徊が始まります
決してデイサービスが好きではなく
父にしては”仕事”であるので
行かないと生活に困ると考えているようで
とにかく”休み”と伝えても忘れてしまいます
そんな年末年始は子供たちも休みですから
ドタバタの日々でした
私の肉体労働は師走が一番忙しい時
やらなくちゃいけないことが山済み状態
仕事&家事&介護&子育て
大掃除なんて出来ません
父を置いて出掛ける事は不可能
連れて行くのも不可能ですから
チビにお願いして一緒に買い物へ行ったり
何とかお正月を迎えることが出来ました
元旦は次々に来客があり
ただでさえアルツハイマーという病は
ジッとしていられないので
父は身動きが取れなくなり顔つきが変わる
そして
誰が来てもわからなくなっているので
どんどん顔つきが変化していきます
年末から興奮状態の父は夜も寝てくれず
日中も寝てくれずですから
目の下にはクマが出来てしまい
顔色も良くなく心配しておりました
そして
元旦の夜
寝なさいとオムツ交換や着替えをして
ベッドに寝かせましたが全く寝てくれず・・
しばらく傍で落ち着くまでいるのですが
どうにもこうにも寝てくれませんでした
困ったなぁと思っていたら
突然父が泣き叫びました
「俺 何にもわからなくなっちゃった・・・」と
そんな時
介護する側の家族もメチャクチャ
ツラくなります
「大丈夫だよ!じいちゃんがわからなくなっても皆がわかっててくれるから心配ないよ!」
そんな言葉をかけること位しか出来ないのです
筋肉バリバリでいた頃の父はいません
一緒にお風呂に入り洗ってあげると
「ありがたい ありがたい」と言う
その父の背中を眺めながら切なくなります
もう洋服も一人では着ることが出来ません
足を伸ばしてズボンを履かしてくれるのを
待っています
そんな私の姿を見てチビが同じように
父にオムツを履かせたりしてくれるようになり
孫に介護されている父の笑みは幸せそうです
けれど
本当に父は幸せなのだろうか?
生きること
生き抜くこと
今の父には残酷のように思えることが
正直あります
私が父に出来ることは何だろうか・・・
毎年思う
今年が最後の正月になるのかなって・・・
今年は父を車に乗せて近くの神社へ
初詣に行きました
車椅子も持たず手をつないで歩きました
手を叩き 手を合わせ
父は何を願ったのだろう・・・
小さかった頃
父がよく言っていた言葉
”男は泣くもんじゃない!”
父は強く逞しく優しい人でした
そんな父が泣いたことを見たのは
父のお父さんが亡くなった時
大声で泣き叫んだ時だけでした
今年
元旦の父の涙のホントの意味は・・・
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コメント
☆お富お姉さんへ☆
ありがとうデス
アルツハイマーは進行していきますから
医学が発達していても食い止めることは出来ません。
治してやることも出来ないのです。
今に至るまで、父のアルツハイマーという病を家族が受け入れられるまでは、かなり大変な思いをしました。
毎日、怒鳴り声や物を投げる父の姿や、それに対して
反発する母の奇声・・・。
色んな本を読み、TVで特番があれば見て、医師からの説明を何度も聞き、それでも受け入れられない家族でした。
しかし
受け入れられてしまうと大変ではありますが
優しくなれちゃうんですよね。
子供は成長していきますが、父は教えても忘れるだけですから・・・。
イライラしたり。時には怒鳴ることも正直ありますが
小さくなった父の背中を見ちゃうと自己嫌悪・・。
とにかく今は風邪を引かせないように
徘徊だけは食い止めたいものです。
投稿: お富お姉さんへ | 2010年1月 9日 (土) 01時36分
★eipyonちゃんへ★
つらいでしょうね。お父さんも、その様子を見ているeipyonちゃんも…。神様はどんな試練をeipyonちゃんに課せようとしてるのか知る由も無いけど、現実を飲み込むしかないのよね。でもどうか、eipyonちゃん自身の体を一番に考えてね。いつか、ホッと一息つける時に元気で居なくちゃね(^O^)
投稿: ★お富 | 2010年1月 8日 (金) 14時40分
☆みみかきさんへ☆
お母様喜んだでしょうね。
でも、階段で・・・はキツイですよね
30キロでも、力が抜けているので重いと思います。
移動させる際には、お母様の骨を気をつけてあげて下さいね。
誰もが老いていくのでしょうが
見ていることが辛く感じるときもあるんですよね。
それにしても
ミーさんの娘さんも加わり大家族になりそうですね
色々難しいこともあると思いますが
親の幸せな姿を子供さんたちが見ていれば
大丈夫だと思いますよっ
投稿: みみかきさんへ | 2010年1月 7日 (木) 23時24分
おはよう~~~
本当に老いていくことって 大変ですね!!!!
本人の意思で どうこうできないから!
今年のお正月 病院から母を 自分の家に連れて帰るのに
実家は 3階建ての建物・・・・・・・
母を階段で連れて上がるのが大変・・・・・・・
義理の兄が母の胴体を持ち 僕が足を持って 2階に入る!
実家で2時間ほど 休ませて そのあとは 近所の義理の兄の家へ移動・・・・・・・
実家から 連れて降りるのに 3人がかり・・・・・
落ちてはいけないし・・・・
下ろして今度は兄の家に連れて上がるのも 階段・・・・
あくせく気を使います。。。。。
母の体重は30キロあまり・・・
でも凄く重く感じます・・・・
1日2日3日と兄のいえで過ごし 3日には 病院に連れて行きました・・・・・・
姉夫婦と僕とミー 1時間ほど病院に居て 置いて帰りましたが 帰るときは可愛そうです・・・・・・
姉は毎日 昼と夜 僕達も週に 1~2度病院に行きます・
言葉も段々弱々しくなり かわいそうだと感じます・・・・
老いは嫌ですね。。。。
隣の人達も ただ 眠ってるだけ・・・・・・・
それが 現実のように 思われます!
ミーの娘が29日から帰省してて 今日神戸に帰ります!
長いようで 短い時間でしたが ミーは喜んでました!
昨日はお昼に 庭で娘の友達呼んで バーベキュウしました
夜は息子と 娘とお好み焼き・・・・・
今年初めて 息子とミーの児が一緒に食事してくれたので
安心しました・・・・・
因みに息子 娘は小学校 中学校が同じところで 同級生なのです。
同じクラスには なったことがないようですが、顔名前は知ってたようです!!!!
お互いにやりにくいかも知れませんね!!!!!
投稿: みみかき | 2010年1月 7日 (木) 08時18分